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ヨットマスターの16622は、相場全体を示すかのような動きをする傾向があると以前からお伝えしてきましたが、2022年の6月ぐらいから、相場全体のトレンドとは異なる様子となっていました。
これまで、16622は「16622占い」といえるほど先に値動きする傾向があり、例えば、2016年の下落トレンド、2020年夏の“下落トレンドが収束”などにおいて、いち早く値動きしていたわけです。
2022年6月において、この16622は「値上がり」となっていたわけですが、これまでの例に習ったなら、その後相場全体は「再びの上昇傾向」となるはずでした。
しかし、その後の相場状況は特に変わらず。10月に「やや回復」となったものの、それは16622が値上がりてから4ヶ月も先のこと。ですから、この半年間、16622は以前とは異なり、相場全体の様子とは異なる状態となっていたといえます。
そんな16622でありますが、現在の様子を見ると、久々に相場全体のトレンドと一致しているような感覚があります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年7月 の安値 |
2023年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
ヨットマスター 16622 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,210,000 | ¥1,098,000 | -112,000 | 90.74% |
現在16622は、昨年7月水準よりも10万円以上の下落状態となっています。
そして、興味深いのは、『ボトム価格は約109万円であるのに対し、2番目に安価個体は約112万円、3番目は118万円で、4番目となると121万円』という点です。
ゆえに、3番目に安価な個体までは、昨年7月水準を下回っているものの、4番目に安価な個体からは昨年7月と同水準かそれ以上、という様子であるわけです。
現在、16622の中古個体は74個以上ありますから、昨年7月水準を下回る個体はかなりな少数派。実際、平均値ベースでは昨年7月水準に対して、値下がり状態ではないのです。
つまり、16622の現在相場は、「分かりづらい状態」といえるわけですが、これこそがまさに、現在相場そのものの特徴であるといえます。
そういった意味で16622は今、約半年ぶりに相場全体を示すかのような状態に戻ったといえます。