「II」でないほうのGMTマスターは、とっくの昔にシリーズ自体が終了となっているわけですが、その最終モデルがこの16700であります。
16700は5桁に当たる世代で、デビューは1989年と、サブマリーナの16610と同じである一方、1999年には生産終了。つまり、1999年に「GMTマスター」がシリーズ廃止となっていたわけです。
そういった観点で16700を見ると、なんだか「レア感が高い」ように思えてくるわけですが、中古相場での評価はどうなっているかというと、「16710より抜きん出て高い評価ではない」といえます。
それどころか、現在では値下がり傾向となっており、16700は青赤ベゼルでも約140万円で購入可能という状態なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2023年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター 青赤ベゼル 16700 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥1,648,000 | ¥1,403,000 | -245,000 | 85.13% |
昨今の「値下がり傾向」は、2022年3月下旬ごろから始まったといえますが、この16700など、ロレックス5桁に当たる世代は、それほど目立って下落していなかった様子がありました。
実際、16700は2022年9月時点でも「上昇傾向」。2022年2月水準が約152万円、9月水準が約164万円というように、「16700は、2022年2月よりも9月のほうが高い」という珍しい値動きを見せていたわけです。
しかし、そんな16700青赤ベゼルは今、一転して下落状態。現在水準は約140万円となっているのですが、これは2021年11月水準(約129万円)と2022年2月水準(約152万円)の中間といった状態です。