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現在相場考察

一転して下落状態、GMTマスター青赤ベゼル16700

2023年1月23日更新
ロレックスのGMTマスター16700について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2023年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥-245,000だった。

GMTマスター 青赤ベゼル 16700についての考察(2023年1月)

「II」でないほうのGMTマスターは、とっくの昔にシリーズ自体が終了となっているわけですが、その最終モデルがこの16700であります。

16700は5桁に当たる世代で、デビューは1989年と、サブマリーナの16610と同じである一方、1999年には生産終了。つまり、1999年に「GMTマスター」がシリーズ廃止となっていたわけです。

そういった観点で16700を見ると、なんだか「レア感が高い」ように思えてくるわけですが、中古相場での評価はどうなっているかというと、16710より抜きん出て高い評価ではない」といえます。

それどころか、現在では値下がり傾向となっており、16700は青赤ベゼルでも約140万円で購入可能という状態なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロレックス GMTマスター1 トリチウムシングルバックル 16700 E SS メンズ 黒文字盤 仕上げ済 1990〜

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2023年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター
青赤ベゼル
16700
中古 0年
4ヶ月
¥1,648,000 ¥1,403,000 -245,000 85.13%

昨今の「値下がり傾向」は、2022年3月下旬ごろから始まったといえますが、この16700など、ロレックス5桁に当たる世代は、それほど目立って下落していなかった様子がありました。

実際、16700は2022年9月時点でも「上昇傾向」。2022年2月水準が約152万円、9月水準が約164万円というように、16700は、2022年2月よりも9月のほうが高い」という珍しい値動きを見せていたわけです。

しかし、そんな16700青赤ベゼルは今、一転して下落状態。現在水準は約140万円となっているのですが、これは2021年11月水準(約129万円)と2022年2月水準(約152万円)の中間といった状態です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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