一時は、6桁世代ミルガウス最高値という状態に達した白文字盤ですが、近ごろの様子はどうなっているかというと、Zブルーよりも安価という立ち位置になっています。
この116400白文字盤は、昨年9月時点で約141万円というように、140万円台をキープしていたものの、そこから現在までにかけて約16万円ほど値下がり。
その結果、現在水準は約125万円となっており、2021年10月水準よりも安価な状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2023年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ミルガウス 白文字盤 116400 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥1,417,650 | ¥1,254,000 | -163,650 | 88.46% |
実は今、116500GVの黒文字盤は約118万円という状態となっており、この白文字盤とそれほど大きな“差”がない様子となっています。
116400は、このところ「再びの下落」という様子が見られる一方、116400GVは黒文字盤、Zブルー文字盤ともに「それほど値下がりしてない」わけで、その結果、白文字盤と緑ガラスの黒文字盤の中古相場が接近したのでしょう。
こういった値下がり方面の値動きになる場合、価格序列が変化するケースがあるため、このミルガウスに限らず、他のモデルでも序列変化が起きる可能性があるといえます。
実際、2019年夏からの下落トレンドと、その後で、GMTマスター2(BLNR)と緑サブの相場序列は大きく逆転したという事例があります。
2019年夏までは、GMTマスター2の黒青が1番人気(デイトナを除くと)という雰囲気だった一方、今ではそのポジションは緑サブとなっているわけですが、そういった変化が、今回の下落トレンドでまた起こりうる可能性があるのではないかと、筆者は考えています。