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現在相場考察

50万円台になった、クロノマスター01.0240.410

2023年2月6日更新
ゼニスのクロノマスター01.0240.410について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年11月の安値と2023年2月の安値を比較し現在相場を考察。この2年3ヶ月での変動は21万800円の値上がりだった。

クロノマスター 01.0240.410についての考察(2023年2月)

これまで「良い腕時計なのに安価で購入可能」として紹介してきたゼニスクロノマスター01.0240.410

このモデルは、

  • マニュファクチュール
  • 本家エルプリメロ
  • 見た目が格好良い
  • 現行時はそれなりに人気度が高かった
  • という要素を持っているにも関わらず、これまで30万円台で購入することができたのです。

    しかし、そんなクロノマスターは今、なんと以前とはずいぶん異なる価格帯に変化している様子。

    現在水準は、なんと約55万円(ABランク以上のボトム価格)となっており、前回紹介した2020年11月時点と比べて、約21万円もの値上がり状態となっているのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2020年11月
    の安値
    2023年2月
    の安値
    変動額 残価率
    ゼニス
    クロノマスター
    01.0240.410
    中古 2年
    3ヶ月
    ¥348,000 ¥558,800 210,800 160.57%

    このクロノマスター01.0240.410を最初に紹介したのは2016年9月でしたが、その際の水準は約31万円でした。

    次に紹介したのは2017年10月で、その際も約32万円と、2016年に近い状態。そして、その次が2020年11月だったわけですが、その時期でも約34万円で購入可能だったわけです。

    2017年⇒2020年といえば、ロレックスパテックフィリップはもちろん、オメガ相場もずいぶん変わったといえるわけですが、このクロノマスターについては「ほぼ変わっていなかった」わけです。

    それが現在、01.0240.410約55万円となっているわけですから、以前とはずいぶん異なる価格帯に変化したといえます。

    この01.0240.410は、ようやく冒頭で書いた「良い要素」に沿った価格帯になったかと思いますが、これまで評価されていなかったモデルが、急激にこういった変化をするのは興味深い値動きだと感じます。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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