専用ムーブメント、手彫りのK18文字盤という、スペシャルな内容でありながら、2019年4月に218万円にまで下落していたクロノメトロゴンドーロ5098P-001。
その後5098P-001は、250万円台にまで回復するわけですが、2021年10月時点では「カラトラバ5196Jよりも安価」となっており、プラチナパテック最安値どころか、K18よりも安値といった状態となっていました。
しかし、そんな5098P-001は2022年5月に上昇。その際、筆者が確認した5098P-001水準としては、最高値更新という様子になったのですが、実はその時点でも「5196Jよりも安値」ということに変わりなかったのです。
そんな5098P-001ですが、今回「さらなる上昇」という様子。
現在水準は約360万円と、2022年5月水準に対して約25万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年5月 の安値 |
2023年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
クロノメトロゴンドーロ 5098P-001 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥3,350,000 | ¥3,602,000 | 252,000 | 107.52% |
2022年5月⇒現在といえば、パテックフィリップの多くが「下落している」という印象になるわけですが、それらとは逆にこの5098P-001は「上昇」しているのです。
その結果、5098P-001の現在水準は、5196Jよりも高いという状況。久々に、プラチナパテックらしい序列に戻ったといえます。
5196J-001の現在水準は、約309万円となっているのですが、これは2022年4月の約343万円というピーク水準に対して約34万円の下落状態。
それに対して、5098P-001は5月⇒現在で約25万円高となっているため、両者の序列が逆転したというわけです。