2022年2月に300万円以上に達していたデイトナ16523のシャンパン文字盤。
16523は、「デイトナ最安値」に位置することが多いモデルであり、これまで「SSが目立った上昇」となった場合でも、動かないということもあったため、「相場もあまり変わらない」という印象があったモデルといえます。
しかしながら、そんな16523は2022年2月に大幅上昇。2021年12月水準が210万円だったのに対し、2022年2月水準は308万円と、2ヶ月という短期間で98万円もの上昇となっていたわけです。
16523は、2017年以降「ゆっくりと値動きする」という傾向があったため、2022年の値動きは前代未聞。まさに「様子が激変」という状態でした。
けれども、そんな16523は今、なかなかの値下がりという様子。現在相場は約229万円と、1年前水準を約78万円下回る状態となっているわけです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2023年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ シャンパン文字盤 16523 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥3,080,000 | ¥2,299,000 | -781,000 | 74.64% |
なお、現在16523全体はどうなっているかというと、グレー文字盤の218万円がボトム価格という状態であります。
前回記事でお伝えした時点(2022年2月27日)では、16523のボトム価格は約272万円だったため、16523全体としては54万円ほどの値下がりともいえます。
ちなみに、シャンパン文字盤は、かつて16523で最も安価という傾向がありましたが、2018年頃からはそうではなくなった様子。そして、2022年2月時点では、16523としてもっと安価なのが黒文字盤(約272万円)だったのに対し、シャンパン文字盤は308万円という状態となっていました。
なお、その頃最も高かったのはグレー文字盤で、ボトム価格が318万円となっていました。
それが今となっては、16523の中で最も安価なのがグレー文字盤、2番目が白、その次がシャンパンという状態であるわけで、なんだか文字盤色問わず、16523は全体的に下落している印象であります。