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現在相場考察

1年前水準を約78万円下回る、デイトナ16523シャンパン文字盤

2023年2月17日更新
ロレックスのデイトナ16523について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年2月の安値と2023年2月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は¥-781,000だった。

デイトナ シャンパン文字盤 16523についての考察(2023年2月)

2022年2月に300万円以上に達していたデイトナ16523のシャンパン文字盤。

16523は、「デイトナ最安値」に位置することが多いモデルであり、これまで「SSが目立った上昇」となった場合でも、動かないということもあったため、「相場もあまり変わらない」という印象があったモデルといえます。

しかしながら、そんな16523は2022年2月に大幅上昇。2021年12月水準が210万円だったのに対し、2022年2月水準は308万円と、2ヶ月という短期間で98万円もの上昇となっていたわけです。

16523は、2017年以降「ゆっくりと値動きする」という傾向があったため、2022年の値動きは前代未聞。まさに「様子が激変」という状態でした。

けれども、そんな16523は今、なかなかの値下がりという様子。現在相場は約229万円と、1年前水準を約78万円下回る状態となっているわけです。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年2月
の安値
2023年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
シャンパン文字盤
16523
中古 1年
0ヶ月
¥3,080,000 ¥2,299,000 -781,000 74.64%

なお、現在16523全体はどうなっているかというと、グレー文字盤の218万円がボトム価格という状態であります。

前回記事でお伝えした時点(2022年2月27日)では、16523のボトム価格は約272万円だったため、16523全体としては54万円ほどの値下がりともいえます。

ちなみに、シャンパン文字盤は、かつて16523で最も安価という傾向がありましたが、2018年頃からはそうではなくなった様子。そして、2022年2月時点では、16523としてもっと安価なのが黒文字盤(約272万円)だったのに対し、シャンパン文字盤は308万円という状態となっていました。

なお、その頃最も高かったのはグレー文字盤で、ボトム価格が318万円となっていました。

それが今となっては、16523の中で最も安価なのがグレー文字盤、2番目が白、その次がシャンパンという状態であるわけで、なんだか文字盤色問わず、16523は全体的に下落している印象であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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