2000年代前半に、新品実勢価格が税別13万円程度だったスピードマスターデイトの3513.30。
筆者個人的に、このモデルには思い入れがあり『シーマスターを買った後に、こっちが羨ましくなった』という記憶があります。
そういった経緯があるため、2000年頃の新品実勢価格をしっかり覚えているわけですが、アベノミクス後には、中古相場が「2000年代前半の新品実勢価格と同様」といった水準になっていたことに驚いたわけです。
とはいえ、2018年において、「かつての新品実勢価格と同水準」というオメガは珍しくなく、この3513.30と同世代のスポーツ系は、その多くがそういった状態だったといえます。
けれどもその後、それらモデルは特に値動きすることがなく、アベノミクスやリーマンショックといった大きな経済的出来事が発生しない限り動かないのではないか、といった雰囲気があったわけです。
特にシーマスターのGMTなどは大きく上昇しており、2021年⇒2022年で2倍近い上昇となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年2月 の安値 |
2023年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター デイト 3513.30 |
中古 | 5年 0ヶ月 |
¥148,000 | ¥170,877 | 22,877 | 115.46% |
このスピードマスターデイトの3513.30は、シーマスターGMTほどの値動きとはなっていないものの、現在水準が約17万円となっているように、以前とは異なる様子を見せているといえます。
2018年時点において3513.30は「かつての新品実勢価格と同水準」という様子だったわけですが、今となっては「新品で売られていた頃よりも、20年後の中古相場のほうが高い」という状態に変化。
派手な値動きではないものの、着実に高くなっているのが凄いと感じます。