腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

以前とは異なる様子、スピードマスターデイト3513.30

2023年2月23日更新
のスピードマスター3513.30について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年2月の安値と2023年2月の安値を比較し現在相場を考察。この5年0ヶ月での変動は¥22,877だった。

スピードマスター デイト 3513.30についての考察(2023年2月)

2000年代前半に、新品実勢価格が税別13万円程度だったスピードマスターデイトの3513.30

筆者個人的に、このモデルには思い入れがあり『シーマスターを買った後に、こっちが羨ましくなった』という記憶があります。

そういった経緯があるため、2000年頃の新品実勢価格をしっかり覚えているわけですが、アベノミクス後には、中古相場が2000年代前半の新品実勢価格と同様」といった水準になっていたことに驚いたわけです。

とはいえ、2018年において、「かつての新品実勢価格と同水準」というオメガは珍しくなく、この3513.30と同世代のスポーツ系は、その多くがそういった状態だったといえます。

けれどもその後、それらモデルは特に値動きすることがなく、アベノミクスやリーマンショックといった大きな経済的出来事が発生しない限り動かないのではないか、といった雰囲気があったわけです。

ただ、それらオメガスポーツは今、再び動き出している様子。

特にシーマスターのGMTなどは大きく上昇しており、2021年⇒2022年で2倍近い上昇となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年2月
の安値
2023年2月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
デイト
3513.30
中古 5年
0ヶ月
¥148,000 ¥170,877 22,877 115.46%

このスピードマスターデイトの3513.30は、シーマスターGMTほどの値動きとはなっていないものの、現在水準が約17万円となっているように、以前とは異なる様子を見せているといえます。

2018年時点において3513.30は「かつての新品実勢価格と同水準」という様子だったわけですが、今となっては「新品で売られていた頃よりも、20年後の中古相場のほうが高い」という状態に変化。

派手な値動きではないものの、着実に高くなっているのが凄いと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。