ノーチラスといえば、年始にガバッと上昇するという印象があり、2021年、2022年と過去最高値更新といった様子を見せていました。
しかしながら、今年はそういった値動きとはならず、1月から3月の今に至るまで「動かない」か「値下がり」という動きとなっています。
そして今回お伝えするのもまた、「値下がり」事例です。
3800/1Aの青文字盤は、2021年12月時点で858万円という水準に達していましたが、現在水準は約617万円。
3800/1A青文字盤は、長らく800万円台キープといった雰囲気があったものの、610万円台にまで値下がりしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年12月 の安値 |
2023年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 3800/1A-010 |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥8,580,000 | ¥6,174,850 | -2,405,150 | 71.97% |
3800/1Aの青文字盤には3世代があり、今回の個体は最終型。カレンダーのフォント部分がゴシック体となっているのが最終型の特徴なのですが、その他にもバックル部分が観音開きだったり、リファレンス末尾に枝番がつくなど、21世紀に近い世代ならではの特徴があります。
3800/1A青文字盤の相場については、年式による差はないといえるのですが、現在のようにボトムに位置する個体が「最終型」だと、なんだか得した気分になります。
ノーチラスは、2022年に「さらにガバッと上昇」した経緯がありますが、この3800/1A-010の現在水準は2021年9月水準に近いといえる状態。
2020年水準と比べると高いものの、2021年12月水準よりもだいぶ安価であるため、検討する価値のある状態だと思います。