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現在相場考察

2021年から上昇傾向、モナコCAW211P.FC6356

2023年3月7日更新
タグホイヤーのモナコCAW211P.FC6356について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年11月の安値と2023年3月の安値を比較し現在相場を考察。この2年4ヶ月での変動は¥159,567だった。

モナコ CAW211P.FC6356についての考察(2023年3月)

1998年に復刻版の限定モデルとして登場した経緯がある現代版モナコですが、LVMHグループ入り後は、比較的上級のラインナップになったという印象があります。

そして、近年ではキャリバー11を復活させ、このモナコCAW211P.FC6356等に搭載。キャリバー11搭載モデルは、リューズが左側にあるという特徴があります。

このCAW211P.FC6356は、1970年代のモナコを比較的オリジナルに近い状態で再現したモデルで、「青文字盤」が採用されているという特徴があります。

復刻版時代のモナコには『黒文字盤』しか用意されていなかったため、青文字盤のモナコは人気が高いといえますが、それとキャリバー11との組み合わせは、まさに「大人気」だといえるでしょう。

そんなCAW211P.FC6356でありますが、これまでの中古相場は長らく30万円台後半といった水準をキープした状態でした。

しかし、2021年になると40万円台に変化。今では約55万円という水準にまで上昇しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年11月
の安値
2023年3月
の安値
変動額 残価率
タグホイヤー
モナコ
CAW211P.FC6356
中古 2年
4ヶ月
¥396,530 ¥556,097 159,567 140.24%

このCAW211P.FC6356を最初に記事でお伝えしたのは2016年ですが、その時から2020年に至るまで、「長らく30万円台」という状態が続いていました。

しかし、2021年からは値動きするようになり、2022年には50万円台に到達。そして、2022年12月頃から、今年2月末頃までは、ボトム価格が約64万円となっていました。

現在でも、『この記事の個体以外は60万円台』という状態となっているため、CAW211P.FC6356は2021年から上昇傾向だといえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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