シーマスターシリーズに「アクアテラ」というサブネームがついたこの時計。デビューしたのは2001年で、この時計の登場とともに「コーアクシャル脱進機」を使ったムーブメントがオメガにおける売りの1つとなりました。(コーアクシャル搭載モデルは99年に限定デビルで初登場。しかしこれは999本限定の高級思考モデル。)
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年9月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
シーマスター アクアテラ コーアクシャル 銀文字盤 2504.30 |
中古 | 6年 0ヶ月 |
¥107,000 | ¥169,000 | 62,000 | 157.94% |
それまでのオメガといえば、“裏スケ”モデルは限定モデルなど一部の時計に限られていましたが、アクアテラのコーアクシャルムーブメント搭載モデルは“裏スケ”仕様です。
「コーアクシャル」というムーブメントのメカニズムを売りの一つとしている場合、裏蓋からムーブメントが眺められる“裏スケ”仕様としのは正解でしょう。
なお、コーアクシャル脱進機採用モデルは、現在でもムーブメントやフェイス等々の見た目は2001年頃登場したモデルと大きな変化はありませんが、ムーブメントの中身は進化している模様。
ただこれと同じような見た目の現行モデル、新品相場は40万円ぐらいしてもおかしくありません。そして、それとほぼ同じようなモノが約17万円で手に入るとなったら随分とお得感があると思います。
実際、アクアテラの裏スケモデルは手にとって見ると非常に高級感があるため、40万円でも納得な内容だと思います。
特にムーブメントの仕上げが綺麗で高級感があるのです。
しかし、それとほぼ同じような内容でも、2000年代に製造された前期モデルなどはかなり安い相場なのです。
よって、この時計を楽しむのであれば、2001年付近のモノで十分な気もします。
ちなみに、これと同じような見た目でもっと安いのがありますが、そちらはクオーツムーブメント搭載モデル。
コーアクシャル脱進機採用の自動巻ムーブメント搭載モデルの場合、文字盤に「CO-AXIAL」と書いてありますが、クオーツの場合は何も書いてありません。また、クオーツは“裏スケ”仕様ではありません。
- 機械式
- 防水
- ステンレスブレスレット
- 裏スケ
という人気要素がすべて入り、さらにコーアクシャル脱進機というハイメカニズムも搭載。そして、オメガというブランド。
もっとも基本中の基本を抑えたような内容が、約17万円で買えるというのはなかなか良い買い物だと思います。