1990年代後半に登場した、初代「復刻系」タグホイヤー。
最初に出たのがカレラ(1996年)で、次に出たのがこのモナコ(1998年)であります。
どちらも当初は「限定モデル」として出たものの、後に「限定」は解除。しかし、モナコの場合、限定が解除されるタイミングでモデルチェンジされたたため、この初代復刻版のCS2110は、5000本の限定ということで生産終了したわけです。
そういった経緯から、しばらくの間「モナコのほうがカレラよりも高い」という雰囲気があったわけですが、2018年頃からカレラが上昇した後は、相場が逆転。カレラのほうが高い中古相場となったのです。
カレラは、長らく10万円台という中古相場が続いていましたが、2018年に30万円台に到達。そして、2021年には50万円台といった状態に達しています(CS3111)。
それに対してモナコCS2110は長らく値動きせず、2021年4月時点でも約25万円という水準。同世代の復刻カレラに対して大きな差をつけられてしまっていました。
そんな初代復刻モナコでありますが、今回久々に値動きしている様子。
現在水準は、約33万円となっているのですが、これは記事でお伝えした限りでは過去最高値といえる状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年4月 の安値 |
2023年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
タグホイヤー
モナコ CS2110 |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥253,000 | ¥338,000 | 85,000 | 133.60% |
これまで記事でCS2110を何度もお伝えしたしてきましたが、その水準は以下の通り。
2018年7月に約28万円という水準に達したものの、その後は下落し25万円程度となっていたといえます。
それが今回、CS2110は約33万円に達したわけですから、久々に上昇したといえるわけです。