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現在相場考察

現在の様子、エアキング126900

2023年4月25日更新
ロレックスのエアキング126900について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年7月の安値と2023年4月の安値を比較し現在相場を考察。この0年9ヶ月での変動は¥-185,000だった。

エアキング 126900についての考察(2023年4月)

従来、エアキングは、現在のオイスターパーペチュアルのような位置づけでしたが、2016年に登場した116900から「スポーツモデル」の仲間入りを果たしました。

116900は、事実上の「ミルガウスの文字盤違い版」という感覚もあったわけですが、そうであるならば、短期間で生産終了という可能性があったといえます。

そうなると、“スポーツモデルのエアキング”は、後に珍しいモデルとして扱われる可能性があったといえるわけですが、しっかりと後継モデルが登場。

2022年に出たのが、この126900であります。

116900がほぼミルガウスだったため、耐・磁気性能を持っていた反面、126900には磁気に強いという性能はないようです。

文字盤デザインが116900とそっくりであるため、ひと目見ただけでは新・旧の違いが分かりづらいといえますが、126900にはリューズガードが存在。

では、そんな新モデルの現在水準はどうなっているかというと、約124万円という状態。それに対して、116900は現在約95万円となっています。

耐・磁気性能を持った旧モデルと、リューズガード付きの現行モデル、どちらが高いかというと現行のほうが高い様子となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年7月
の安値
2023年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エアキング
126900
中古 0年
9ヶ月
¥1,430,000 ¥1,245,000 -185,000 87.06%

現在、116900よりも高値とはいえ、126900は2022年に出たばかり。デビュー直後水準は143万円となっていたわけですから、現在水準はそれに対して約18万円の値下がり状態であります。

現在水準は、デビュー時から落ち着いたと表現できるかと思いますが、今後、新作効果が相場に反映されなくなった126900が、どう変化していくかが興味深いといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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