従来、エアキングは、現在のオイスターパーペチュアルのような位置づけでしたが、2016年に登場した116900から「スポーツモデル」の仲間入りを果たしました。
116900は、事実上の「ミルガウスの文字盤違い版」という感覚もあったわけですが、そうであるならば、短期間で生産終了という可能性があったといえます。
そうなると、“スポーツモデルのエアキング”は、後に珍しいモデルとして扱われる可能性があったといえるわけですが、しっかりと後継モデルが登場。
2022年に出たのが、この126900であります。
116900がほぼミルガウスだったため、耐・磁気性能を持っていた反面、126900には磁気に強いという性能はないようです。
文字盤デザインが116900とそっくりであるため、ひと目見ただけでは新・旧の違いが分かりづらいといえますが、126900にはリューズガードが存在。
では、そんな新モデルの現在水準はどうなっているかというと、約124万円という状態。それに対して、116900は現在約95万円となっています。
耐・磁気性能を持った旧モデルと、リューズガード付きの現行モデル、どちらが高いかというと現行のほうが高い様子となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年7月 の安値 |
2023年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 126900 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥1,430,000 | ¥1,245,000 | -185,000 | 87.06% |
現在、116900よりも高値とはいえ、126900は2022年に出たばかり。デビュー直後水準は143万円となっていたわけですから、現在水準はそれに対して約18万円の値下がり状態であります。
現在水準は、デビュー時から落ち着いたと表現できるかと思いますが、今後、新作効果が相場に反映されなくなった126900が、どう変化していくかが興味深いといえます。