2000年前後という時期にヴァシュロンコンスタンタンが限定モデルとして出したカレヒストリーク。
WGとRGモデルが用意されているわけですが、この数年、不思議とWGモデルの流通が多く、RGは見かけないという状態が続いていました。
そして、この1年ぐらいにおいてはWGの中古個体も見かけなくなり、カレヒストリークは以前よりも手に入りづらいという印象になったといえます。
そんなカレヒストリークでありますが、久々にRGが登場。WGは無いのにRGだけがあるという、かつてからすると珍しい状況であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年9月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ヴァシュロンコンスタンタン
カレヒストリーク 91030/000R |
中古 | 3年 8ヶ月 |
¥938,000 | ¥1,480,000 | 542,000 | 157.78% |
前回、このRGを紹介できた際は、約93万円で入手できたわけですが、現在水準はなんと148万円にまで上昇。
2019年9月水準と比較して約54万円の値上がり状態となっているわけですが、カレヒストリークがこういった規模の変動をするのは初だといえます。
筆者が最初にカレヒストリークに興味をもったのは2000年代前半でしたが、その際はWGもRGも60万円台でした。
その後、2007年の高い時期、及び2013年以降の時期において80万円台ぐらいにまで上昇したものの、カレヒストリークは「アベノミクス」といった大きな出来事が起こらない限り値動きしないという傾向があったといえます。
しかし今、そのようなことが起きていないにもかかわらずカレヒストリークは大幅上昇したわけです。
これがカレヒストリークの「値動きの始まり」なのかについては、今後の様子を見ないとなんともいえないわけですが、今回の値動きはカレヒストリークの歴史に残る出来事だと思います。