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現在相場考察

116520だけが動いている様子、デイトナ黒文字盤

2023年5月14日更新
ロレックスのデイトナ116520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年12月の安値と2023年5月の安値を比較し現在相場を考察。この5ヶ月での変動は18万2000円の値上がりだった。

デイトナ 黒文字盤 116520についての考察(2023年5月)

SSデイトナのといえば、人気腕時計の頂点といった存在ですが、90年代後半の時計ブーム以降、そのモデルチェンジは3回ありました。

2000年(116520)、2016年(116500LN)、そして今年(126500LN)がそのタイミングであります。

しかし、興味深いことに、これまで「SSデイトナのモデルチェンジ時」には、生産終了が発覚した旧モデルが上昇するということは起きていないといえます。

実際、現在の116500LN黒文字盤水準は、生産終了が発覚する前(2022年12月)とほぼ同じ。生産終了というニュースによる相場変動は全く起きていないのです。

その一方で、同じSSデイトナでも116520については、近頃相場が動いている様子があります。

116520黒文字盤は2022年12月時点で約269万円となっていましたが、現在水準は約288万円。5ヶ月前よりも18万円ほど高くなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年12月
の安値
2023年5月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116520
中古 0年
5ヶ月
¥2,698,000 ¥2,880,000 182,000 106.75%

現在116500LN、16520に目立った動きはないといえるわけですが、そんな中116520だけが『上昇』となっているのは興味深いといえます。

なお、116520は2022年2月に358万円に達していたため、現在水準は『上昇』といっても、ピーク水準にまでは達していません。

とはいえ、他のSSデイトナが動いていない中、116520だけが動いたため、16520との差を縮める結果にはなっているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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