アクアノートが第二世代になったのは2007年のこと。それまで38mmが大きい方のサイズだったアクアノートですが、このモデルより38mmは小さいほうのサイズとなり、大きいサイズは40mmとなりました。
また、第一世代ではミディアムサイズでもラージサイズでもブレスレット仕様が存在していたのに、この二代目からは大きい方にのみブレスレット仕様がラインナップされています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
アクアノート 5167/1A |
中古 | 1年 11ヶ月 |
¥2,551,500 | ¥2,020,000 | -531,500 | 79.17% |
さて、昨年の記事では95万円値上がり状態だったこのアクアノート。
それが、1年後の今年には、そこから約50万円の値下がりとなっています。
これは、高くなったと思っても油断するとどうなるかわからないという教訓です。
昨年であれば100万円近い値上がりだったのに、今年ではそこから50万円以上も値下がりしています。
また、昨年のように高い時に買ってしまった方がいたならば、スポロレが1本買えそうなほどの下落となってしまいます。
しかし、それはここで売却した時の話であり、売ってはじめてマイナスが確定するのです。
つまり、この先はどうなるか分からないということ。
もしかしたらもっと下がってしまうかもしれませんし、逆に上がることだってあるでしょう。
これが、レバレッジを掛けた状態のFXなどであれば、すぐに売ったほうが良いいう認識となるのが一般的だと思います。
しかし、腕時計の場合、下がってしまったら即損切りというわけでもありません。
つまり、持っていて楽しんで、次に高くなった時に売る。
それができるのが腕時計の良さです。
車であれば、持っているだけで毎年税金がかかりますし、使えば不調になる箇所も当然出てくる。
腕時計だって機械ですから、壊れないとは限りませんが、普通の使い方であれば簡単に壊れるようなものではありません。
よって、楽しみながら“時”が来たら売れば良いのです。
その時重要なのが、迷わず売るということ。
腕時計投資では、値下がり時にはすぐ決断する必要がなく、値上がり時こそ即決断することが求められるのです。
なお現在の約200万円という価格。第一世代の5065と10万円程度しか変わらない様子です。
希少価値やデザインの人気は5065のほうが高いかもしれませんが、5167は2007年デビューとアクアノート全体が高くなったあとに登場した時計。
5065のほうは以前60万円台で中古が売られていました。
よって、そこまで安くなった経験のない5167が5065とほぼ同じ価格というのは、なんだかお買い得な感じもします。
ただ、5065のほうが希少性が高いため、将来的にはどっちが正解かはわかりません。