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現在相場考察

1000万円台に戻っている、アクアノート5164A-001

2023年5月20日更新
パテックフィリップのアクアノート5164A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年12月の安値と2023年5月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥978,680だった。

アクアノート 5164A-001についての考察(2023年5月)

去年の12月に1000万円割れとなったアクアノート5164A-001

2021年11月時点で5164A-001は、1000万円以上という水準に達したわけですから、2022年12月の「1000万円割れ」はインパクトがあったといえます。

しかし今、そんな5164A-001は回復。現在水準は1000万円台に戻っているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年12月
の安値
2023年5月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
アクアノート
5164A-001
中古 0年
5ヶ月
¥9,800,000 ¥10,778,680 978,680 109.99%

このところの人気モデルの値動きをおさらいすると、「2022年春に急上昇⇒その後下落」となった後、2022年10月に一部モデルが「回復」。ただその後は再び「下落」に転じて今に至るといったところであります。

しかし今、この5164A-001に限らず「回復」となったモデルがそれなりに増えている印象。先日お伝えしたロイヤルオークのクロノグラフや、ロレックスのK18モデルなど、500万円以上といった価格帯のモデルにおいて、回復が見られる様子があります。

今「回復」となっているモデルのラインナップを見ると、なんだか2020年夏に「回復からの上昇」となったモデルと共通している感覚があります。

2020年夏以降といえば、“K18ロレックスロイヤルオークなど、コロナ前まで目立たなかったモデルが目立って上昇”となった経緯があり、その後相場全体が上昇していく様子がありました。

とはいうものの、2022年10月のように、「一時的な回復」という場合もあります。

そういった意味で今回の「回復」は、どういうことになるのか、まだ判断が難しいと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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