リダンとは文字盤を再生することである。とても古い文字盤や汚くなってしまった文字盤の色を同色に塗り直す作業が一般的であるが、本来ラインナップされないオリジナルカラーに塗り直すこともある。
2004年に話題となったデイトナ“ポールニューマン”の赤文字盤は、リダンされたものなのか、本物のオリジナルモデルなのかが一つの話題になった。なぜなら、本物である場合とリダンされた改造品とでは価値が全く異なるからである。
リダンの悪いイメージ
2000年前後に、4桁リファレンスのエクスプローラが高値となった際、同時代のエアキングの文字盤をエクスプローラ風に改造して「エクスプローラ」として販売する例があり、リダンに対して偽物・改造品というイメージがついた。
ただし、近年販売されている5500は「エクスプローラ“風”」ということを明記して、改造品であるという前提で販売されている。