ロレックスの型番は、4桁⇒5桁⇒6桁という進化をしたわけですが、2016年に登場したデイトジャストからは、6桁はそのままに、「12xxxx」という型番になりました。
そして、同じ型番ルールで2018年にディープシーも「116⇒126」となったわけですが、そんなディープシーは、2022年にもモデルチェンジ。その結果、「116⇒126⇒136」となったわけです。
パソコン界では、Mac OS Xが「X(10)」のまま、20年以上に渡って10.Xと進んでいますが、ロレックスの新型番進化法則もこれに近いと感じます。
この法則であれば、136の次は146というように、あと何世代かは型番が6桁のままで大丈夫となります。
さて、そんな「136」型番でありますが、その幕開けとなったのが、おそらくこのディープシー。まだ、他が126なのに、短期に渡るモデルチェンジによって「136」となったわけですから、136660は1980年代に登場した168000のサブマリーナを彷彿とさせます。
実際、この136660は126660と見た目がそっくり。それどころか116660とも見分けがつかないといえます。
そのようなことも、16800と168000との関係性に似ていると感じ、結果的には過渡期のモデルになるのでは、と筆者は個人的に思っています。
話はそれましたが、この136660、昨年12月の中古相場は、デビューした年の12月というだけあって、約242万円という水準でした。
それが今、136660は約192万円という状態。
今年になってから一気に50万円以上も安くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年12月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 黒文字盤 136660 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥2,429,800 | ¥1,926,100 | -503,700 | 79.27% |
136660のこのような値動きは、以前からある「デビュー翌年に落ち着く」という現象に似ていると思います。
ちなみに、現在126660(黒)は約157万円、116660(黒)は約132万円。それに対して、この136660(黒)は約192万円ですから、136660の現在水準は、116対126との差と比べると、少し離れている印象になります。