2017年から“最も高値なSSノーチラス”かつ“最も値動きするノーチラス”という印象だった5980/1A-014。
しかし、2020年以降は2019年までほど値動きする様子がなく、時期によっては相場が5711/1A青文字盤に越されるということも珍しくなくなりました。
特に2022年春は、5711/1A青文字盤が2000万円以上という水準にまで急上昇したこともあって、この5980/1A-014のほうが安価という様子が目立っていたといえます。
また、5980/1Aというくくりの中でも、この「-014」は2019年までほど「飛び抜けて高い」という様子ではなくなり、2020年以降は青文字盤の「-001」と特に大きな差が無い状態が続いていたわけです。
そのような5980/1A-014でありますが、今、再び「高いノーチラス」というポジションに復活している様子があります。
5980/1A-014は、現在2380万円となっているのですが、なんとこれ、2022年5月水準よりも高値。
その結果、5980/1A-014は、現行世代SSノーチラスとしては唯一(緑文字盤等レアモデルを除く)ともいえる2000万円以上という水準となっているわけで、5711/1A青文字盤と比べても、数百万円高という位置に戻っているわけです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年5月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5980/1A-014 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥20,900,000 | ¥23,800,000 | 2,900,000 | 113.88% |
さらに、5980/1A-001との比較でも5980/1A-014は高値。現在、5980/1A-001は約1680万円となっているわけですから、5980/1A-001と5980/1A-014の差は700万円もあるということになります。
こういった差や2000万円以上という状態であることから、5980/1A-014は再び2019年までに見られた「高いノーチラス」というポジションに戻った状態だといえるわけです。