2017年、『赤シード』は126600の登場をもって復活したといえますが、その元祖である1665は今、以前よりも評価されている印象です。
1665(赤)は、「SEA-DWELLER」と「SUBMARINER 2000」の2段が『赤』となっていることが特徴的。90年代後半から、赤サブよりも高い相場となっている傾向があります。
そんな1665赤シードでありますが、近年まで「意外にお得」という印象がありました。
2021年10月において、この赤シードは、428万円で購入可能だったわけですが、2017年からの伸びを考慮すると、その価格帯でも意外とお得といえたのです。
先のように、1665赤シードは、以前から相対的に高い価格帯に位置する傾向がありましたが、2021年時点では「他の人気モデルの伸び」からすると、伸びていない状態。そのため、相対的に1665は「以前ほど高値」という感覚でなかったわけです。
そんな赤シードでありますが、現在の様子は約525万円といったところ。
これは、2021年10月水準よりも約97万円高という状態であるわけですが、近頃、2021年10月水準を下回る人気モデルが珍しくないなか、その時期と比べて100万円近くも値上がり状態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2023年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー “赤シード” 1665 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥4,280,000 | ¥5,252,850 | 972,850 | 122.73% |
こういった値動きをした結果、1665赤シードは今、2017年頃に見られたような価格序列に戻りつつあると感じます。
分かりやすくいうならば、2022年4月ごろからの下落トレンドで、人気ロレックスの一部が2022年10月水準以下となっている一方、1665は2022年10月よりも約97万円高。
その結果、1665赤シードは、以前のようなポジション、つまり「結構高いモデル」という感覚に戻りつつあるように感じるわけです。