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現在相場考察

50万円台に迫る状態、スピードマスタープロフェッショナル3570.50

2023年6月11日更新
オメガのスピードマスター3570.50について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年1月の安値と2023年6月の安値を比較し現在相場を考察。この5ヶ月での変動は3万7000円の値上がりだった。

スピードマスター プロフェッショナル 3570.50についての考察(2023年6月)

2016年まで20万円台前半という水準だったスピードマスターの3570.50。

これは、時計初心者からもコレクターからも愛されるという稀なモデルであります。

3570.50は人気モデルである一方、数が多いため、かつては「値動きはしない」という印象がありました。

しかし、2017年からはじわじわと値動きする傾向があるわけで、2018年には30万円台、2021年には40万円台という状態になっています。

上記の通り、30万円台⇒40万円台となるには3年程度の時間がかかっているわけですが、3570.50は、「価格ステージが変わった」というニュースの後は、しばらく値動きしない傾向があります。

そんな3570.50ですが、今年1月には久々の「上昇」を確認。当時の相場は、約45万円だったわけですが、これは『40万円台前半⇒中盤』という変化でありました。

そして今、3570.50は再び上昇。ABランク以上の現在ボトム価格は、なんと約49万円となっており、ついに50万円台に迫る状態となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年1月
の安値
2023年6月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
プロフェッショナル
3570.50
中古 0年
5ヶ月
¥458,000 ¥495,000 37,000 108.08%

3570.50は2018年に30万円台、2021年に40万円台となったわけですが、もしも今年50万円台となったならば、その変化スピードが2年に短縮されたということになります。

ただ、こういった変化が見られたからといって、3570.50の値動きスピードが今後さらに早くなる可能性はそこまで高くないと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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