2000年代前半にデビューした5111は、カラトラバの5196等と同世代といえる存在でありますが、そういった比較的新しいモデルながら、これまでの中古相場は“パテックフィリップにしてはかなり安価”となっていました。
そうなっていたのは、5111系があまり値動きしなかったからで、特にこの5111G-001は、2021年12月時点でも「過去水準とあまり変わらない」という状態。その頃、5111G-001は約145万円だったわけですが、2017年1月の130万円という水準から15万円高という値動きに過ぎなかったのです。
そんな5111G-001でありますが、2023年の今、ようやく値動きしている様子を見せています。
5111G-001は今、178万円となっているのですが、これは2021年12月水準に対して約32万円の上昇。2017年以来最も大きな値動きをしたといえる状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年12月 の安値 |
2023年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ゴンドーロ 5111G-001 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥1,457,500 | ¥1,780,000 | 322,500 | 122.13% |
これまで記事でお伝えした5111G-001水準は以下のとおりです。
今回を除くと、5111G-001が値動きしたといえるのが2020年ですが、その際の値動きは“17万円の上昇”という様子でした。
それに対して今回は、“約32万円の上昇”ですから、この6年における5111G-001の値動きとしては最も派手であるといえます。