ステンレスの新作が発表されて早半年。
新型116500LNもそろそろ市場に出てきており、世代交代はより一層本格的なものとなっているデイトナ。
デイトナに限らず新型が出ると旧型となった以前のモデルが値上がりするというのが従来のスポーツロレックスの特徴だったのですが、現在若干の値下がりとなっているのが旧型の116520です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年6月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 白文字盤 116520 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,110,000 | ¥1,098,000 | -12,000 | 98.92% |
相変わらずステンレスのデイトナで一番安いのが116520の白文字盤。
ちなみに黒文字盤は約5万円ほど高いという印象です。
これ、新作発表の3ヶ月後に111万円というのが安い値段だったのですが、現在はそれを1万円ぐらい下回る価格が安い価格となっています。
なお、ヤフオクの0円スタートでは最終的に相場よりだいぶ高く落札されたり、逆に異常なほど安く落札されるため相場としてはあまり適切ではありません。例えば、ヤフオクの場合、0円スタートのモノではなくて、即決価格のモノを見ると相場がつかめます。
そして、その即決価格とだいたい同じなのが楽天市場の価格です。
で、その楽天最安値で見た現在の最安値が109万8000円。
これでも2012年と比べたら明らかに値上がりしている状況ですが、生産中止というニュースがあるのにもかかわらず値段が動かないというのは寂しい気もします。
ただ、すぐにポーンと高くなるのではなくて、徐々に値上がりしていく可能性もあるから油断は禁物です。
例えば5桁リファレンスのGMTマスター2の場合、生産終了後は中古価格がそれまでの新品価格になるというぐらいという若干の値上がりでしたが、そこからジワリジワリと値上がりし、生産終了後における値上がり時の約2倍程度といった水準まで高くなりました。
よって、この116520もジワリジワリと高くなる可能性が無いとは言えません。ただ、GMTマスター2の場合、それまで3種類あったベゼルが黒一色(当時は)になってしまうなどの分かりやすい変化がありました。しかしデイトナの場合は、そのようなラインナップの縮小はありません。
例えば白文字盤が選べなくなったとなれば、116520の白文字盤が値上がりした可能性があるでしょう。しかし、新しいデイトナのラインナップは1987年に登場した16520の文化を依然として踏襲しています。
長い期間変えないというのは非常に良いことです。しかし、この116520の値上がりという小さなことに限定すれば良い要素とはなっていない模様。
とはいえ、これが何年後かにはまわりまわって価値をもたらすと思います。
それまで、116520には目立ったニュースが無いことになるかもしれませんが、それでもある日突然変わるというのがスポーツロレックスの面白いところなので要注意です。