ステンレスのパテックフィリップは珍しいといえますが、その中でも“ブレスレット”を装備するモデルはさらにレアという印象があります。
ノーチラス&アクアノートを除くと、“SSでブレスレット”というパテックフィリップは数えるぐらいしかありません。
そんな“SSブレスレット”のパテックの中でも、異彩を放つのがネプチューンとスカルプチャーだといえます。
これらは、2000年前後という時期に現行モデルとして存在していたわけですが、特徴ある見た目ゆえに中古相場はあまり高くありませんでした。
スカルプチャーについては、限定モデルであるにもかかわらず、これまでずっと「安価なパテック」という状態だったといえます。
ただ、そんなスカルプチャーも2017年を境目に、徐々に評価されるように変化。そして、2022年からは一気に高くなったという経緯があります。
では、5091/1A-010の現在水準はどうなっているかと348万円。
2022年1月⇒現在までにかけて51万円の上昇というように、スカルプチャーはしっかりと値上がりしている様子があります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
スカルプチャー 5091/1A-010 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥2,970,000 | ¥3,480,000 | 510,000 | 117.17% |
興味深いのは、2022年からスカルプチャーだけでなく、ネプチューンも評価されるようになったという点です。
ネプチューンは、それまでスカルプチャー同様100万円台という水準が続いていましたが、2022年にはピンク文字盤が350万円台にまで上昇していました。
ただ、ネプチューンは今にかけて下落し、現在水準は260万円台といったところ。
それに対して、スカルプチャーは2022年⇒現在で値上がり状態ですから、より評価されているという感覚になります。