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現在相場考察

2022年1月⇒現在までにかけて51万円の上昇、スカルプチャー5091/1A-010

2023年7月5日更新
パテックフィリップのスカルプチャー5091/1A-010について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年1月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この1年6ヶ月での変動は¥510,000だった。

スカルプチャー 5091/1A-010についての考察(2023年7月)

ステンレスのパテックフィリップは珍しいといえますが、その中でも“ブレスレット”を装備するモデルはさらにレアという印象があります。

ノーチラスアクアノートを除くと、“SSでブレスレット”というパテックフィリップは数えるぐらいしかありません。

そんな“SSブレスレット”のパテックの中でも、異彩を放つのがネプチューンスカルプチャーだといえます。

これらは、2000年前後という時期に現行モデルとして存在していたわけですが、特徴ある見た目ゆえに中古相場はあまり高くありませんでした。

スカルプチャーについては、限定モデルであるにもかかわらず、これまでずっと「安価なパテック」という状態だったといえます。

ただ、そんなスカルプチャーも2017年を境目に、徐々に評価されるように変化。そして、2022年からは一気に高くなったという経緯があります。

では、5091/1A-010の現在水準はどうなっているかと348万円

2022年1月⇒現在までにかけて51万円の上昇というように、スカルプチャーはしっかりと値上がりしている様子があります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年1月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
スカルプチャー
5091/1A-010
中古 1年
6ヶ月
¥2,970,000 ¥3,480,000 510,000 117.17%

興味深いのは、2022年からスカルプチャーだけでなく、ネプチューンも評価されるようになったという点です。

ネプチューンは、それまでスカルプチャー同様100万円台という水準が続いていましたが、2022年にはピンク文字盤が350万円台にまで上昇していました。

ただ、ネプチューンは今にかけて下落し、現在水準は260万円台といったところ。

それに対して、スカルプチャーは2022年⇒現在で値上がり状態ですから、より評価されているという感覚になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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