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現在相場考察

2021年3月水準の2倍、日本限定ターノグラフ116263白文字盤

2023年7月8日更新
ロレックスのデイトジャスト116263について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年3月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この2年4ヶ月での変動は¥1,482,000だった。

ターノグラフ 日本限定 白文字盤 116263についての考察(2023年7月)

ロレックス116世代の特徴としては、5桁や126世代では採用されない要素がある点です。

116世代は2004年から始まったといえますが、その幕開けとなったデイトジャストには「赤/黒色デイト」が採用。これは、1950年代頃までのロレックスにみられたものの、近代的なモデルでの採用事例は116世代にしかありません。

そして、116世代が登場した際、その“目玉”といった存在感だったのがターノグラフ。ターノグラフには、5桁では絶対に採用されなかった要素があるのですが、それはざっくり以下の通りであります。

  • 完全赤色のデイト表示
  • 文字盤上の「TURN-O-GRAPH」の文字が赤
  • ピンクゴールドxSSコンビモデルの存在
  • ちなみに、ピンクゴールドは2005年頃から“ローズゴールド”に変更となり、その後はエバーローズゴールドに変化。ですから、実はピンクゴールドコンビはレアであります。

    そして、こういったレア要素満載なターノグラフには、特に希少なモデルが存在。

    それこそが、日本限定モデルなのですが、通常とは“何”が違うのかというと、『赤』の部分が『緑』になっているのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    ロレックス 希少 デイトジャスト ターノグラフ D番 日本限定モデル 116263 メーカーOH済み

    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2021年3月
    の安値
    2023年7月
    の安値
    変動額 残価率
    ロレックス
    ターノグラフ
    日本限定
    白文字盤
    116263
    中古 2年
    4ヶ月
    ¥1,398,000 ¥2,880,000 1,482,000 206.01%

    日本限定ターノグラフは、YGxSSコンビの116263に設定され、白文字盤と黒文字盤が存在します。

    この日本限定モデルは2018年の段階で、「相対的に高値」というポジション。当時、通常の11626366万円程度だったのに対し、日本限定となると約134万円と「倍以上」もしたのです。

    ただその後、日本限定ターノグラフの“伸び”は芳しく無く、2021年3月時点でも約139万円という水準。2018年と2021年水準が“ほぼ変わらなかった”わけです。

    しかし、そんな日本限定ターノグラフは今、びっくりするぐらい高値という状態に変化。

    現在水準は288万円と、2021年3月水準の2倍という状況となっており、希少な日本限定モデルらしい伸びとなっているのです。

    なお、2022年春⇒現在といえば、人気モデルの多くが『値下がり』となっていますが、ターノグラフについては全体的に上昇している様子があります。

    そういった意味で日本限定の現在水準は、過去最高値更新といって差し支えないと思います。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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