2005年に追加されたサントスガルベの「XL」サイズ。以前から、LMといった通常のメンズサイズと比べて相場は“高め”という傾向がありますが、近年ではさらに高くなっているといえます。
とはいえ、近頃はサントスガルベ全体が上昇傾向となっており、3年ぐらい前まで“いつでも25万円で購入可能”といった印象だったLM機械式コンビはすでに50万円前後という水準に到達しています。
そんなサントスガルベでありますが、XLサイズのコンビモデルはLMよりも希少。前回、このモデルをお伝えしたのは2021年2月でありますが、その頃は「中古個体の出現事態がレア」という状態でした。
その後も、このXLサイズのコンビ、すなわちW20099C4は中古個体数が少なく、欲しいと思ったとしても、常に買えるわけではない、となっていたわけです。
そんなW20099C4でありますが、今、中古個体数が5本以上といった状態に変化。以前と比べて、明らかに個体数が増えたといえます。
そして、変化はそれにとどまらず、相場も上昇。
2021年2月時点で約59万円だったW20099C4は、現在では、なんと約78万円に上昇。この2年5ヶ月間で20万円近い値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年2月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
サントスガルベ W20099C4 |
中古 | 2年 5ヶ月 |
¥591,800 | ¥789,800 | 198,000 | 133.46% |
W20099C4は、中古個体数が少ないだけあって、この2年間において、中古が出ると、かなり早い段階で売れるという傾向がありました。
そして、そういった需要とともに相場が上昇。現在では70万円台後半となっているわけです。
なお、2020年2月の段階でW20099C4は、約40万円という水準だったため、2020年:40万円台⇒2021年:50万円台後半⇒2023年:70万円代後半というように、年々上昇している傾向があるといえます。