腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

1年前と比べても“上昇”という動き、カラトラバ 5227G-010

2023年7月21日更新
パテックフィリップのカラトラバ5227G-010について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年6月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は51万100円の値上がりだった。

カラトラバ 5227G-010についての考察(2023年7月)

2022年春頃の腕時計相場は“超上昇トレンド”となった反面、その後は“値下がり”となっているため、この1年ぐらいの間の値動きといえば、値下がりが多いという印象があります。

しかし、そんな中、1年前と比べても“上昇”という動きが見られるパテックフィリップが存在。

それが、カラトラバ5227G-010であります。

5227G-010は、2022年6月時点で約344万円という水準でしたが、現在では396万円がボトム価格といった状態。

この1年1ヶ月で約51万円の値上がりとなっているのです。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年6月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5227G-010
中古 1年
1ヶ月
¥3,449,900 ¥3,960,000 510,100 114.79%

5227G-010は、2018年から2020年頃までにかけて300万円前後という水準が続いていました。

2021年春頃からは320万円台となり、やや変化をするようになったわけですが、それでも「そこまで相場が変わらない」という印象があったといえます。

また、2021年5月時点で5227G-010約350万円となったわけですが、2022年6月水準はそれとほぼ同様。2022年上半期といえば、多くのモデルにとって“過去最高値更新”といった状態が珍しくありませんが、この5227G-010はそこまで変わらなかったのです。

そういった意味で、2022年⇒2023年における5227G-010の値動きは、この5年で最も大きいといえるわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。