5桁リファレンス時代のスポーツロレックスで白文字盤を採用するのはこのエクスプローラ2とデイトナぐらい。意外に少ない白文字盤という存在かつ、なんだか見た目が若々しくカジュアルに見えるのがこのエクスプローラ2の良さ。デイトナだと気軽にというわけにはいかないところでも、ラフに海でもどこでもしていきたくなる白文字盤のエクスプローラ2。ただ、こういったラフさの印象から“サブ(2本目の)時計”というポジションなのがこの時計のキャラクターなのかもしれません。そして、そういうポジションでこそ、相対的に安めという相場が生きてくるのです。
下記の30万円台後半という個体こそ、現在のスポロレ相場最安値という水準であり、まさしく相対的に安めに該当する値段。
確かに、最も安い過去相場と比較して10万円以上値上がりしているのは間違いないのですが、今の相場からするとお買い得だとも捉えることができます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラ2 白文字盤 16570 |
中古 | 5年 11ヶ月 |
¥268,000 | ¥383,400 | 115,400 | 143.06% |
なお、エクスプローラ2には、
- シングルロック(前期)
- トリチウム(前期・中期)
- ダブルロック(中期)
- ルミノバ(中期)
- ラグ穴なし(中期)
- ルーレット(後期)
といった感じで大まかに、前期・中期・後期の差が存在します。
かつてであれば前期の値段が極端に安いということもありましたが、最近はルーレットの後期モデルを除いてどれもそんなに変わらない印象です。
ということで、エクスプローラ2の白文字盤は過去と比べて高くなったという事実はありますが、現在の相場の中でかなりお買い得に買えるスポーツロレックスであることは間違いありません。
30万円台という額はギリギリ、ポーンと買える額なような気もします。
そうやって衝動買いしてしまった場合でも、最安価格は25万円前後といったところ。よって、何も考えないで買っても約10万円ぐらいがこの時計に対する金銭的リスクなのです。
投資になるかどうかは微妙ですが、この白文字盤のキャラクターと今の相対的な相場の立ち位置を見ると、ポーンと買うのに良い時期かと思います。