レベルソといえば、長方形(レクタンギュラー)のイメージがありますが、2006年にはレベルソスクアドラという正方形のモデルがデビューしています。
このレベルソスクアドラは、横35mmというサイズながら実際の寸法よりも大きく見える見た目。ケースの厚みがそれなりにあることから、2000年代の「デカ厚ブーム」に影響された1本だといえます。
さて、「デカ厚」の影響といえば、先日お伝えしたカルティエのサントス100が、2016年からほぼ相場が変わらないという状態でしたが、このサントススクアドラはどうなっているのでしょう。
その答えは、意外なことに、“結構な値上がり”であります。
前回、このレベルソスクアドラホームタイムQ7008420をお伝えしたのは2018年11月でしたが、その際、このモデルは約52万円で購入可能でした。
それが今、なんとQ7008420は約86万円に上昇。2018年11月水準に対して約33万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年11月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ジャガールクルト
レベルソスクアドラ ホームタイム Q7008420 |
中古 | 4年 8ヶ月 |
¥528,000 | ¥861,800 | 333,800 | 163.22% |
なお、このQ7008420、去年の7月から60万円以上という水準になっており、今年になってからは70万円台でも売切れとなっている形跡があります。
同じ2000年代デビューの「デカ厚」系モデルでも、その本家であるパネライの44mmモデルや、カルティエのサントス100などが、2016年頃から相場が大きく変わらない状況となっている一方、ジャガールクルトのそれは、この数年で大きく上昇したという“差”生じています。
なぜ、パネライ/カルティエとジャガールクルトで、これだけ違うのか興味深いところですが、最近JLCは評価が高くなっているモデルが増えているように感じます。