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現在相場考察

2018年11月水準に対して約33万円の上昇、レベルソスクアドラQ7008420

2023年7月27日更新
ジャガールクルトのレベルソQ7008420について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年11月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この4年8ヶ月での変動は¥333,800だった。

レベルソスクアドラ ホームタイム Q7008420についての考察(2023年7月)

レベルソといえば、長方形(レクタンギュラー)のイメージがありますが、2006年にはレベルソスクアドラという正方形のモデルがデビューしています。

このレベルソスクアドラは、横35mmというサイズながら実際の寸法よりも大きく見える見た目。ケースの厚みがそれなりにあることから、2000年代の「デカ厚ブーム」に影響された1本だといえます。

さて、「デカ厚」の影響といえば、先日お伝えしたカルティエサントス100が、2016年からほぼ相場が変わらないという状態でしたが、このサントススクアドラはどうなっているのでしょう。

その答えは、意外なことに、“結構な値上がり”であります。

前回、このレベルソスクアドラホームタイムQ7008420をお伝えしたのは2018年11月でしたが、その際、このモデルは約52万円で購入可能でした。

それが今、なんとQ7008420約86万円に上昇。2018年11月水準に対して約33万円の上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年11月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
ジャガールクルト
レベルソスクアドラ
ホームタイム
Q7008420
中古 4年
8ヶ月
¥528,000 ¥861,800 333,800 163.22%

なお、このQ7008420、去年の7月から60万円以上という水準になっており、今年になってからは70万円台でも売切れとなっている形跡があります。

同じ2000年代デビューの「デカ厚」系モデルでも、その本家であるパネライの44mmモデルや、カルティエサントス100などが、2016年頃から相場が大きく変わらない状況となっている一方、ジャガールクルトのそれは、この数年で大きく上昇したという“差”生じています。

なぜ、パネライ/カルティエジャガールクルトで、これだけ違うのか興味深いところですが、最近JLCは評価が高くなっているモデルが増えているように感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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