さて今回は、私が推している【レマニア】ベースのムーブメントを搭載したモデル『コンプリケーション クロノグラフ』「Ref.5070P-001」が入荷いたしましたのでご紹介していきたいと思います。是非とも、最後まで楽しんでご覧ください!
【目次】
◆ 「Ref.5070P-001」 『コンプリケーション クロノグラフ』ブルー文字盤 PT
◆ まとめ
「Ref.5070P-001」
『コンプリケーション クロノグラフ』ブルー文字盤 PT
「Ref.5070」シリーズ誕生10周年にあたる2008年に登場した、重厚感漂う上品な印象の『コンプリケーション クロノグラフ』「Ref.5070P-001」。
42mmの迫力あるケースやステップベゼル、存在感のある太いラグなど、どの角度から見ても美しく、発表から15年経った今日(こんにち)においても多くの人を魅了しています。
ここで、本題へと入る前に「Ref.5070」シリーズについて簡単にご紹介します。
最初に登場したのは、1940年代に製造された『クロノグラフ スプリットセコンド』のアヴィエーターウォッチを基に、42mm径の18KYG(イエローゴールド)ケースとブラック文字盤の組み合わせで、1998年に誕生した「Ref.5070J-001」。
インダイヤル、タキメータースケール、アップライドのアラビアインデックス、時・分・クロノ針など、あらゆる箇所がゴールドで彩られ、妖艶な雰囲気が漂うこちらは、高い人気を誇りつつも、誕生から4年後の2002年に廃盤となってしまいます。
「Ref.5070J-001」の廃盤に伴い、同年(2002年)に登場したのが「Ref.5070G-001」。
ややグレーがかった白文字盤に、時・分・クロノ針、インダイヤルの針、アップライドのインデックス、タキメータースケールが黒色に一新され登場しました。雰囲気も大きく変わり、クールで上品な印象となっています。
続いて、2004年頃~2008年頃に製造された「Ref.5070R-001」。
18KRG(ローズゴールド)ケースに、爽やかなシルバー文字盤の組み合わせが、上品でエレガントな仕上がりのこちらは、未だ当店で取り扱ったことの無い、是非とも一度お取り扱いしたいモデルであります。
そして、「Ref.5070」シリーズ最後に登場したのが、今回ご紹介の「Ref.5070P-001」。
PT(プラチナ)ケースに、鮮やかなブルー文字盤の組み合わせで登場したこちらは、僅か1年程で生産終了となってしまった為、当時から市場での出回りが非常に少ないモデルです。当店では2本目の取り扱いとなっていますが、前回入荷時も注目度は非常に高く、問い合わせを多数いただき、即販売に至っています。
一通り「Ref.5070」シリーズについてご紹介したところで、本題の「Ref.5070P-001」に話を戻します。
ブルーにほんのりパープルが加えられたような、落ち着いた色味の文字盤が上品な印象のこちらは、クロノ針・インダイヤル・タキメータースケールが白で描かれていることにより、視認性が向上しています。
サファイアスケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントには、私が推している【レマニア】ベースの「Cal.27-70 CHR.」が搭載されており、芸術品とも言える程、パーツ一つ一つの仕上げが非常に丁寧且つ秀逸で【パテックフィリップ】の高い技術力が感じられます。
ブルーの純正アリゲーターベルトは未使用。ブラックのアリゲーターベルトも付属し(こちらは使用済み)、その他付属品についてはもちろん完備です。2015年にメーカーにてオーバーホールされていますが、そちらの修理明細書も付属しております。
※外箱にダメージ箇所がございます。
気になる販売価格は、29,700,000円(税込)
商品ページはこちら
誰しもが手を出せる価格ではございませんが、同モデルで言えばリーズナブルな価格設定になっておりますし、これだけの希少性とデザイン性を兼ね備えていたら、ご納得いただけるのではないでしょうか。是非とも気になる方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【パテックフィリップ】の中でも格別な時計とされていた「Ref.5070」シリーズ。年間の生産本数が決められていたとの話もあり、海外オークション等ですら見掛けることが少なくなりました。今後を考えると、流通量は少なくなっていく一方だと思われますので、このタイミングでのご購入をオススメいたします。
今後も魅力的で素晴らしい【パテックフィリップ】の時計を今後もお届けして参りますので、次回のパテック論もぜひとも楽しみにお待ちください!
ではまた!