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現在相場考察

さらなる回復といった様子、ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02

2023年7月29日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年5月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この2ヶ月での変動は5万6000円の値上がりだった。

ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02についての考察(2023年7月)

現在相場を把握するには、2022年1月頃まで振り返る必要があります。というのも、現在の状況は2022年1月から3月まで「急上昇」した後の「下落」。2016年秋や2019年夏頃からの下落トレンドとは性質が異なるのです。

また、2022年4月頃から「率先して値動きする」というモデルは、ロイヤルオークの15400STといった傾向に変化。それまでの値動きといえば「現行世代ロレックス⇒ノーチラス⇒ロイヤルオーク」といった順だったのが、2022年4月頃からは「ロイヤルオーク⇒現行世代ロレックス」といった順に変化したといえます。

ですから、現在の値動きを見る上で15400STというモデルは重要であるわけですが、その15400STの中でもボトムに位置する15400ST.OO.1220ST.02は最も値動きが分かりやすいといえます。

2022年といえば、3月頃まで急上昇、4月から下落となったわけですが、実は10月頃に一旦回復の兆しがありました。

そのときも、最も先に変化したのがこの15400ST.OO.1220ST.02だったわけですが、その後に126710BLROなどが続いていった経緯があります。

また、2022年10月に見られた回復傾向は11月頃になると雲行きが怪しくなったわけですが、15400ST.OO.1220ST.02は11月から今年の3月頃までにかけて値下がり傾向となっていました。

2022年の10月時点で「500万円台に返り咲き」という様子だった15400ST.OO.1220ST.02ですが、今年3月には430万円台に下落していたのです。

そんな15400ST.OO.1220ST.02でありますが、5月には回復。その際、約447万円となっていたわけですが、これは緩やかな回復だったといえます。

そして今、15400ST.OO.1220ST.02はさらなる回復といった様子。現在ボトム価格は約453万円となっているのですが、実はこれ以上に気になる部分があるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オーデマ・ピゲ AUDEMARS PIGUET ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 ホワイト 腕時計 メンズ 中古

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年5月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15400ST.OO.1220ST.02
中古 0年
2ヶ月
¥4,476,000 ¥4,532,000 56,000 101.25%

その気になる部分こそ、2番目に安価な個体の価格。現在、15400ST.OO.1220ST.02のボトム価格は約453万円でありますが、それ以外となると実に490万円以上となっているのです。

15400ST.OO.1220ST.02は、去年の10月に500万円台回復となっていたわけですが、こういった状況を見ると、再び500万円台になる可能性が見えてきたと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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