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現在相場考察

2018年9月水準と比べて約1.5倍、エアキング114210銀文字盤

2023年7月31日更新
ロレックスのエアキング114210について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年9月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この4年10ヶ月での変動は¥217,650だった。

エアキング 銀文字盤 114210についての考察(2023年7月)

2016年に登場した116900以降、エアキングスポーツモデルの1つという位置づけになりましたが、それより前のエアキングは、今のオイスターパーペチュアルのようなキャラクターでした。

ラインナップされているモデルはSSが中心で、スムースベゼルとエンジンターンドベゼルが用意されてきました。

今では、エンジンターンドベゼルの現行ロレックスは存在しないといえるため、116世代という比較的新しい見た目とエンジンターンドベゼルのマッチングは、意外性があって面白いと感じます。

そんなエンジンターンドベゼルでありますが、2018年の段階から評価される傾向があり、当時この114210(銀文字盤)は約44万円という水準に位置していました。

それまで、エアキングは116世代でも30万円台で購入可能というイメージだったため、2018年時点の40万円台は「高くなった」といえたわけです。

では、そんな114210の現在水準はどうなっているかというと、その答えは約65万円

2018年9月水準と比べて約1.5倍になっているといえるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年9月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エアキング
銀文字盤
114210
中古 4年
10ヶ月
¥440,700 ¥658,350 217,650 149.39%

116世代のエアキングは、オイスター系のロレックスにおいて、最も安価なモデル。まさに、エントリーといったキャラクターであります。

そのため、2018年といった時期においても「そこまで値上がりはしない」という印象があったといえますが、それから5年近くが経過した今、その相場は60万円台に変化したわけです。

その時点で、値動きしないという印象があったとしても、それは「本当にそうなのかわからない」というのが、この114210の事例からいえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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