2016年に登場した116900以降、エアキングはスポーツモデルの1つという位置づけになりましたが、それより前のエアキングは、今のオイスターパーペチュアルのようなキャラクターでした。
ラインナップされているモデルはSSが中心で、スムースベゼルとエンジンターンドベゼルが用意されてきました。
今では、エンジンターンドベゼルの現行ロレックスは存在しないといえるため、116世代という比較的新しい見た目とエンジンターンドベゼルのマッチングは、意外性があって面白いと感じます。
そんなエンジンターンドベゼルでありますが、2018年の段階から評価される傾向があり、当時この114210(銀文字盤)は約44万円という水準に位置していました。
それまで、エアキングは116世代でも30万円台で購入可能というイメージだったため、2018年時点の40万円台は「高くなった」といえたわけです。
では、そんな114210の現在水準はどうなっているかというと、その答えは約65万円。
2018年9月水準と比べて約1.5倍になっているといえるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年9月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 銀文字盤 114210 |
中古 | 4年 10ヶ月 |
¥440,700 | ¥658,350 | 217,650 | 149.39% |
116世代のエアキングは、オイスター系のロレックスにおいて、最も安価なモデル。まさに、エントリーといったキャラクターであります。
そのため、2018年といった時期においても「そこまで値上がりはしない」という印象があったといえますが、それから5年近くが経過した今、その相場は60万円台に変化したわけです。
その時点で、値動きしないという印象があったとしても、それは「本当にそうなのかわからない」というのが、この114210の事例からいえるかと思います。