2020年頃から中古相場が上昇傾向となっているブランパンの90年代モデル。
特に、1997年にデビューしたトリロジーシリーズは、2020年頃から目立って上昇している様子があります。
トリロジーシリーズには、3針の“フィフティファゾムス”とGMT機能を有する“GMT”、そしてクロノグラフの“エアコマンド”がありますが、今ではどれもが上昇しているわけです。
かつては、いずれも値動きしなかったため、“定価”、“品質”、“魅力”から考えて、お得度がすごく高いといえた、これらトリロジーシリーズ。そのいずれもが、見事に上昇したというのは、かつての感覚からすると驚く出来事だといえます。
今回取り上げるのは、トリロジーGMTでありますが、この2250-1130-71は、2019年頃まで40万円台という水準だったのが、2020年7月に60万円台に変化していました。
そして今、そんな2250-1130-71はなんと約95万円という水準にまで上昇。ついに90万円台という価格帯にまで達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年7月 の安値 |
2023年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブランパン
トリロジーGMT 2250-1130-71 |
中古 | 3年 1ヶ月 |
¥638,000 | ¥958,000 | 320,000 | 150.16% |
この2250-1130-71の90万円台という中古相場は、定価や品質を考えると妥当といえる反面、2019年頃までの中古相場や、かつての新品実勢価格を考慮すると「驚くほど上昇した」という感想になります。
実は筆者、2002年頃にこの2250-1130-71を買おうかと検討したことがあったのですが、当時の新品実勢価格は、48万円といったところ(筆者の記憶による)でした。
それが、今では90万円台となっているわけですから、やはり“良いものはいつかは評価される”のだと思います。