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現在相場考察

90万円台という価格帯にまで達している、トリロジーGMT2250-1130-71

2023年8月24日更新
ブランパンの2250-1130-71について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年7月の安値と2023年8月の安値を比較し現在相場を考察。この3年1ヶ月での変動は32万円の値上がりだった。

トリロジーGMT 2250-1130-71についての考察(2023年8月)

2020年頃から中古相場が上昇傾向となっているブランパンの90年代モデル。

特に、1997年にデビューしたトリロジーシリーズは、2020年頃から目立って上昇している様子があります。

トリロジーシリーズには、3針の“フィフティファゾムス”とGMT機能を有する“GMT”、そしてクロノグラフの“エアコマンド”がありますが、今ではどれもが上昇しているわけです。

かつては、いずれも値動きしなかったため、“定価”、“品質”、“魅力”から考えて、お得度がすごく高いといえた、これらトリロジーシリーズ。そのいずれもが、見事に上昇したというのは、かつての感覚からすると驚く出来事だといえます。

今回取り上げるのは、トリロジーGMTでありますが、この2250-1130-71は、2019年頃まで40万円台という水準だったのが、2020年7月に60万円台に変化していました。

そして今、そんな2250-1130-71はなんと約95万円という水準にまで上昇。ついに90万円台という価格帯にまで達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年7月
の安値
2023年8月
の安値
変動額 残価率
ブランパン
トリロジーGMT
2250-1130-71
中古 3年
1ヶ月
¥638,000 ¥958,000 320,000 150.16%

この2250-1130-7190万円台という中古相場は、定価や品質を考えると妥当といえる反面、2019年頃までの中古相場や、かつての新品実勢価格を考慮すると「驚くほど上昇した」という感想になります。

実は筆者、2002年頃にこの2250-1130-71を買おうかと検討したことがあったのですが、当時の新品実勢価格は、48万円といったところ(筆者の記憶による)でした。

それが、今では90万円台となっているわけですから、やはり“良いものはいつかは評価される”のだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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