ヨットマスターは、1993年に登場した際「最も豪華なスポーツモデル」という役割を担っており、当初のラインアップはK18のみとなってしました。
また、1999年に事実上のSSモデルである“ロレジウム”が登場した際も、ベゼル部分をプラチナとし、“ただのSSではない”という特別感を演出するなど、最上級モデルらしい展開となっていた経緯があります。
ただ、2008年にヨットマスター2が登場してからは、位置づけが曖昧となり、6桁世代ではK18モデルが廃止。一時は、コンビモデルのみという展開となっていたわけです。
そんなヨットマスターでしたが、2015年になると、ロレックスとしては『初』となるラバーベルトモデルが登場。それは、K18のみの展開とされ、それ以降、ヨットマスターのフラッグシップは『ラバーベルト』となったといえます。
そして2019年、ラバーベルトにWGモデルが追加。それが、この226659であります。
226659登場まで、ラバーベルトのヨットマスターはRGといったラインナップだったため、WGが出たときは新鮮に感じたといえます。
近頃は、K18の中でWGが最も安値となっているケースが目立ちますが、“新鮮”というイメージもあってか、226659(WG)はRGよりも高値といった価格帯になっていることが珍しくありません。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年3月 の安値 |
2023年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
ヨットマスター 226659 |
中古 | 3年 5ヶ月 |
¥2,816,364 | ¥4,380,000 | 1,563,636 | 155.52% |
この226659が登場したのは2019年3月でありますが、それから1年後の中古相場は約281万円となっていました。
そして、今、226659の中古ボトム価格は438万円。登場から間もない時期の中古相場よりも150万円以上高くなっているわけです。
ただ、多くの時計がそうだったように、226659のピーク水準は2022年2月3月といった時期。とはいえ、現在相場は、その時と比べると10万円のマイナスといった程度であるため、なかなか高い相場を保持しているともいえます。