同世代のカラトラバと比較して『相場が高い』傾向があるといえる5107。しかし、そういったことがいえるのは“革ベルトモデル”であって、なぜだか同じ5107でもブレスレットモデルは相対的に高くないといえるのです。
カラトラバのブレスレットモデルはそこまで多くありませんから、他のカラトラバと比較して5107のブレスレット版が安価というわけではなく、これはロレックスのK18等と比較して“そこまで高くない”という意図であります。
今回お伝えするのは、WGブレスレットモデルの5107/1Gでありますが、このモデルは2020年6月になんと218万円という価格で購入可能だったのです。
また、2020年1月の記事ではYGの5107/1Jをお伝えしましたが、その際の水準は248万円。当時、5107J(革ベルトモデル)が200万円前後だったことからすると、「K18ブレスレット」がおまけのように感じられたほどだったといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年6月 の安値 |
2023年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
カラトラバ 5107/1G |
中古 | 3年 3ヶ月 |
¥2,180,000 | ¥4,658,000 | 2,478,000 | 213.67% |
さて、そんな5107/1Gでありますが、現在水準は約456万円というように、2020年6月に対して約247万円の値上がり状態。
これは、一見すると「K18ブレスレット」に対する評価が反映されたというように感じます。
しかしながら、同じWGの革ベルトモデル、5107G-001の現在水準が約356万円ということを考えると、依然として5107/1Gにはお得感があるといえます。
2020年において、5107/1Gは210万円台、5107Gは180万円台だったわけですから、現在の“ブレスレット 対 革ベルト水準”は、以前よりも開いたといえます。
ただ、その一方で、革ベルトと比べて金の含有量が圧倒的に多いK18ブレスレットのパテックフィリップ水準として、現在の5107/1Gの約456万円は相対的にお得感があると感じます。
実際、ロレックスのスポーツモデルは500万円以上という水準が目立っているわけですから、それよりも安価というのは、筆者個人的には狙い目なのではないか、と思うのです。