腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

上昇傾向だがお得感もある、ゴールデンエリプス3738/100R-001

2023年9月6日更新
パテックフィリップのゴールデンエリプス3738/100R-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年5月の安値と2023年9月の安値を比較し現在相場を考察。この3年4ヶ月での変動は¥494,200だった。

ゴールデンエリプス 3738/100R-001についての考察(2023年9月)

近頃、徐々に注目されていると感じられるゴールデンエリプス

2019年頃まで、ゴールデンエリプスは「パテックフィリップ全体」を最安値から見た場合、最安値あたりに位置している印象だったといえます。

そして、『機械式&メンズ』として見た場合、最も安価なパテックフィリップといえたわけで、手巻きの3848Gなどは、50万円台で購入可能だったほどでした。

しかしながら、現在のゴールデンエリプス相場では3848G(革ベルトモデル)は100万円以上という水準になっているわけで、かつてのように「パテックフィリップ最安値」に位置するというわけではなくなっている印象があります。

そんなゴールデンエリプスでありますが、自動巻モデルの相場は以前から高値。手巻きが50万円台で購入可能という時期でも、自動巻となると110万円以上だったわけです。

そして、自動巻の中でも2005年にデビューした世代は特に高く、中でも高かったといえるRGモデル、3738/100R-001160万円以上という価格帯となっていました。

さて、そういったことを考慮して、現在の3738/100R-001の様子を見てみると、なんだかお得感があるようにも感じてしまいます。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年5月
の安値
2023年9月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ゴールデンエリプス
3738/100R-001
中古 3年
4ヶ月
¥1,925,800 ¥2,420,000 494,200 125.66%

3738/100R-001は、2017年時点で160万円台となっていたわけですが、現在水準は242万円という状態であります。

2020年5月⇒現在における値動きは約49万円の上昇となっており、これまで記事でお伝えした3738/100R-001の変化としては最も派手であります。

ただ、2017年時点で50万円台だった3738が現在までに2倍といった変化をしているのに対し、この3738/100R-001は同期間で1.5倍といった変化。ですから、現在のゴールデンエリプスの状況を考慮すると、この3738/100R-001魅力的に感じるといえるわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。