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現在相場考察

500万円台(500-599万円)で購入可能、サブマリーナ116618GLB

2023年9月8日更新
ロレックスのサブマリーナー116618GLBについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年3月の安値と2023年9月の安値を比較し現在相場を考察。この1年6ヶ月での変動は¥-777,040だった。

サブマリーナ 116618GLBについての考察(2023年9月)

現在、K18スポーツロレックスは、500万円台(500-599万円)で購入可能といった様子となっていますが、その中でも、筆者が特に気になるのが116618GLBであります。

これは、YGのダイヤ文字盤バージョン。5桁以降のサブマリーナにはダイヤ文字盤が用意されてきましたが、6桁世代のそれがこの116618GLBであります。

ただ、2014年頃からロレックスはサブマリーナ(とGMTマスター2)の「ダイヤ文字盤」の扱いを変化。かつて、文字盤のインデックス部分がダイヤといった豪華さにとどまっていたダイヤモデルですが、GMTマスター2116758SARUのように、ベゼルといった箇所にバケットダイヤを使うという“超豪華版”に変化したわけです。

そういったことに伴ってか、サブマリーナのダイヤ文字盤は2013年頃に一旦廃止。青サブには、“前期=マットな文字盤”と“後期=サンレイ文字盤”が存在しますが、この116618GLBなどのダイヤ文字盤には前期文字盤しか存在しません。

そして、2018年に再びサブマリーナにダイヤをあしらったモデルが復活したわけですが、その際登場した116659SABRは、GMTマスター2116758SARUと同様、ベゼル部分にバケットダイヤをあしらった超豪華モデルという位置づけ。中古相場も1000万円以上という価格帯になっており、以前のダイヤ文字盤サブマリーナからすると、全く異なったキャラクターだといえます。

ただ、そういった超豪華ダイヤモデルがデビューした後も、116618GLBといった、旧ダイヤ文字盤モデルの評価は相対的に高く、特にコンビモデルでは116613LB(通常文字盤)よりも116613GLB(ダイヤ文字盤)のほうが目立って高値となっている様子があります。

では、そんなダイヤ文字盤のK18モデルである116618GLBの現在水準はどうなっているかというと、その答えは約588万円116618GLBもまた、他のK18スポーツモデル同様500万円台(500-599万円)で購入可能という状態であるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年3月
の安値
2023年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
116618GLB
中古 1年
6ヶ月
¥6,662,040 ¥5,885,000 -777,040 88.34%

現在、K18スポーツモデルの多くが500万円台という様子があるわけですが、その中でも116618GLBは、お得感があるK18モデルだと筆者個人的には思います。

ちなみに、GMTマスター2116718LN緑文字盤も、現在580万円で購入可能となっているため、この116618GLBとともにお得感を感じられる選択肢だと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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