このところ回復傾向が見られる現行世代青文字盤のノーチラス。現行世代といっても、SSの現行モデルは存在しないわけですが、2005年頃に登場した、ロレックスでいう6桁世代にあたるモデルを『現行世代』と筆者は認識しています。
そんな現行世代ノーチラスの中でも、この5800/1A-001は『2ピース構造で裏スケ』という特徴を備え、往年のノーチラスの良さと、近代的な要素を兼ね備えた通な1本だといえます。
また、5800/1A-001は製造年も短かったことから、レアノーチラスの一角を担う存在。そのため、2017年や2018年といった時期においては、“明らかに5711/1A青文字盤よりも高値”という価格帯に位置してました。
ただ、その後5711/1Aが800万円台や1000万円台といった水準になった後は、両者は同水準といった程度に落ち着き、時期によっては5711/1A青文字盤よりも5800/1A-001のほうが安値といったことも珍しくなくなりました。
そんな5800/1A-001でありますが、この1年の動きはどうなっていたかというと、約127万円の上昇傾向。
去年の9月に約1400万円ぐらいにまで下落していた5800/1A-001は、2023年の今、1530万円にまで回復している様子となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2023年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 5800/1A-001 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥14,027,000 | ¥15,300,000 | 1,273,000 | 109.08% |
5800/1A-001は、2022年4月に2000万円超えという水準にまで達しましたが、その後下落。そして、去年の9月時点では1400万円程度となっていたわけです。
ちなみに、5711/1A-010の去年9月の様子はどうだったかというと約1697万円。当時、5800/1A-001のほうが安価な状態だったといえます。
では、現在はどうかというと、5711/1A-001が約1481万円。5800/1A-001は1530万円ですから、5711/1A青文字盤よりも5800/1A-001のほうが若干高値といったところであります。