通称「青サブ」として有名なこのロレックス。
2009年にモデルチェンジされた時には、マットな質感の青文字盤の評判が良くなく、あまり人気モデルという感じではありませんでした。
前モデルの16613で評判の良かった光沢のある文字盤は「深みがある」とか「見る角度によって表情が違う」などといわれて大変評判が良かっただけに、マットな青文字盤には多くの人が「残念」という印象を抱いたというのは自然な感想だと思います。
そしてその後、この116613LBの文字盤はマットなものから16613のような光沢のある文字盤へと変更。
すると、5桁時代の良さを兼ね備えた近代的な青サブという評価になり、人気が回復したように感じます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年5月 の安値(ヤフオク) |
2016年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 116613LB |
中古 | 6年 5ヶ月 |
¥663,000 | ¥990,000 | 327,000 | 149.32% |
最近100万円を切ったというだけでも安く感じる新青サブですが、2010年だと60万円台で購入可能でした。
2010年の16613の相場が30万円台前半だったため、60万円台という相場でもその頃の常識だったら割高という印象なのです。
今となっては100万円を切っただけでも安いと感じるこの時計。それが60万円というのは大バーゲン価格と感じますが、上記の通り2010年だと高いと感じたためポーンと買う人は少なかったでしょう。
しかし、そこをよく見極めてこそこの30万円という値上がりを体験できます。ただ、通常出たばかりのモデルは割高という傾向。出たばかりが一番安くて時を経るごとに高くなっていくという常識とは逆をいくこの新青サブの値上がりを予測するというのはかなりの難易度だったかもしれません。
この新青サブ、旧16613と比較して物理的に売っている店自体が少なく、なかなかお目に書かれない時計。
実物を見ると、16613より近代的な印象が良い感じです。
また、色付きセラミックベゼルというのも一つの人気要素。
かつて青サブというと中古で30万円台で簡単に買うことができました。その頃30万円台だった16613ですら近年は70万円以上は当たり前という高級な存在に変化しています。
そして特にこの6桁リファレンスの新モデルは高値のため、2010年に60万円台で買えた人が非常に羨ましいと思います。