2007年に最高級スポーツモデルとしてデビューしたヨットマスター2。
1992年にデビューしたヨットマスターがそうだったように、このヨットマスター2もデビュー当初はK18のみの展開となっていました。
その後、スポーツ系としては初のRGコンビや、SSが追加されるわけですが、最高級スポーツという役割には変わらず。ただ、SSの116680が出た後は、新たなモデルが追加されることはなく、ヨットマスター2は、現在までYG、WG、RGコンビ、SSという4つのリファレンスしか存在しません。
かつてのヨットマスターといった上級スポーツ系には、シェルなどの天然素材文字盤やダイヤがセッティングされた“さらに豪華なモデル”が追加される傾向があったわけですが、不思議とこのヨットマスター2にはそういったものが展開されていません。
それが影響してなのか、K18の116689は今年4月時点で約427万円で購入可能。これは、116世代のK18スポーツ系などと比較しても相対的に安かったため、かなりなお得感があったといえます。
ただ、同じK18でもYGのヨットマスター2、すなわち116688は4月時点600万円台となっていたため、WGの116689だけが安価という状態。なにかとお得要素が目立っていました。
そんな116689でありますが、現在の様子はどうなっているかというと、4月水準に対して約23万円の値上がりとなっています。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年4月 の安値 |
2023年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
ヨットマスター2 116689 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥4,276,800 | ¥4,509,340 | 232,540 | 105.44% |
4月⇒10月で、116689は約105%の動きとなっているわけですが、これはこのところの126世代で見られるような動きと同様だといえます。
116689は、同じモデルのYGよりも「100万円単位で安価」だったり、同じ世代のK18スポーツ系と比較しても「安い」という事情があります。
今回、116689は上昇傾向となっているわけですが、まだお得感があるという状態だと感じます。