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現在相場考察

スカルプチャーとは異なる動き、ネプチューン5080/1Aピンク文字盤

2023年10月13日更新
パテックフィリップのネプチューン5080/1Aについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2023年10月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥-974,000だった。

ネプチューン ピンク文字盤 5080/1Aについての考察(2023年10月)

ネプチューンスカルプチャーは、SSブレスレットという要素を持ったパテックフィリップでありながら、その特徴的なデザインによって、安価な中古相場という立ち位置となっていました。

しかし、スカルプチャーは2017年から変化するようになり、年々上昇した結果、今では340万円台となっています。

2016年時点ではスカルプチャーネプチューンは、ともに110万円台で購入可能といったポジションだったため、スカルプチャーは随分伸びたといえます。

2019年頃までスカルプチャーほどの変化がなかったネプチューンでありますが、2022年からは上昇。5080/1Aのピンク文字盤は、9月時点で358万円という水準に位置していました。

けれどもそれから1年が経過した今、ネプチューン値下がり状態

現在水準は、約260万円となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテック・フィリップ PATEK PHILIPPE ネプチューン 5080/1A 腕時計 メンズ 中古

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2023年10月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ネプチューン
ピンク文字盤
5080/1A
中古 1年
1ヶ月
¥3,580,000 ¥2,606,000 -974,000 72.79%

この1年でネプチューン5080/1A約97万円安くなっている状態であります。

その一方で、スカルプチャー5091/1A-010は、2022年1月⇒2023年7月で約51万円の上昇という状態であります。

2022年⇒2023年という期間において、全く異なる値動きをしたネプチューンスカルプチャー。かつて同じような相場だった両者が、全く異なる動きとなっているのは興味深いといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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