パネライが日本でブームとなっていた2002年、ルミノールとしては初の47mmサイズが限定版としてデビューしました。
それが、このPAM00127であるわけですが、出るや否や「入手困難」状態となり、当時のパネライファンにとって憧れの的となっていたことだと思います。
そして、そういったプレミアム感は、後の中古相場にも反映されており、長年PAM00127は同世代のSSルミノールと比べて明らかに高い価格帯に位置。
リーマンショック後の2009年は、中古腕時計相場が全体的に安かったのですが、そのような時期でさえ140万円台という価格帯だったわけです。
そんなPAM00127でありますが、2017年頃からは相場が乱高下気味に変化。そして、2020年には明らかに安くなり、同年12月には約133万円になってしまったのです。
これは、2009年水準よりも安価という状態だったわけですが、いくら2020年に下落トレンドがあったとはいえ、2009年水準よりも安価となるのは異例だったといえます。
そして、そういった状態を打破するかのように、PAM00127は今にかけて上昇。
現在水準は、約190万円となっており、2020年12月水準に対して約57万円も値上がりしている状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年12月 の安値 |
2023年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィチーネパネライ
ルミノール1950 PAM00127 |
中古 | 2年 10ヶ月 |
¥1,330,000 | ¥1,903,440 | 573,440 | 143.12% |
これまで記事でお伝えしたPAM00127水準は以下の通り。
現在水準は、これまで記事でお伝えしたPAM00127水準としては最も高値。
近頃、上昇傾向となるパネライが増えてきましたが、このPAM00127もまたそういった事例の1つだといえます。