シャネルJ12の初代モデルが、このH0684だといえますが、ケースがセラミック、ブレスレットがラバーといった構成ゆえに、同じメンズサイズのJ12の中では最も安値という印象があります。
特に、2017年頃においては15万円程度といった相場となっており、当時25万円程度だったH0970(ホワイトセラミック)よりも10万円安という価格帯に位置していました。
J12には、様々な種類がありますが、メンズサイズとしては、このH0684(ブラックセラミック、ブレスレットがラバー)とH9685(ブレスレットがセラミック)、そしてH0970(ホワイトセラミック)の3つがあるといえます。
中古相場は、H0684が最も安く、次がH0685、そして最も高値なのがH0970となっている傾向です。
さて、J12といえば、2019年頃から相場が「乱高下気味」となるケースがありましたが、このH0684についてもそうった事例が発生。
2019年5月にH0684は上昇し、その際約21万円となっていたわけですが、2020年5月には約15万円に下落してしまっていたのです。
そういった状況は、H0970などでも起こっており、当時の記事では「2016年並に下落」といった表記が目立ちます。
そんなJ12でありますが、今年2023年からは、中古相場が久々に“目立った上昇”という傾向に変化している様子があるのです。
そして、このH0684についてもそういった値動きをしている状態。
現在、H0684は約26万円となっているのですが、これは記事でお伝えしたH0684相場としては最高値であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年5月 の安値 |
2023年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
シャネル
J12 H0684 |
中古 | 3年 6ヶ月 |
¥151,800 | ¥268,000 | 116,200 | 176.55% |
現在、ホワイトセラミック(H0970)は約33万円、ブラックセラミック(H0685)は約27万円、そのラバーベルト版であるこの記事のH0684は、約26万円となっている様子。
これまでのJ12の相場序列(H0970が最も高値で、H0684最も安価)という点は変わらず、全体的にJ12が伸びている傾向があるといえます。