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現在相場考察

記事でお伝えした相場としては最高値、シャネルJ12 H0684

2023年11月3日更新
シャネルのJ12H0684について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年5月の安値と2023年11月の安値を比較し現在相場を考察。この3年6ヶ月での変動は¥116,200だった。

J12 H0684についての考察(2023年11月)

シャネルJ12の初代モデルが、このH0684だといえますが、ケースがセラミック、ブレスレットがラバーといった構成ゆえに、同じメンズサイズのJ12の中では最も安値という印象があります。

特に、2017年頃においては15万円程度といった相場となっており、当時25万円程度だったH0970(ホワイトセラミック)よりも10万円安という価格帯に位置していました。

J12には、様々な種類がありますが、メンズサイズとしては、このH0684(ブラックセラミック、ブレスレットがラバー)とH9685(ブレスレットがセラミック)、そしてH0970(ホワイトセラミック)の3つがあるといえます。

中古相場は、H0684が最も安く、次がH0685、そして最も高値なのがH0970となっている傾向です。

さて、J12といえば、2019年頃から相場が「乱高下気味」となるケースがありましたが、このH0684についてもそうった事例が発生。

2019年5月にH0684は上昇し、その際約21万円となっていたわけですが、2020年5月には約15万円に下落してしまっていたのです。

そういった状況は、H0970などでも起こっており、当時の記事では「2016年並に下落」といった表記が目立ちます。

そんなJ12でありますが、今年2023年からは、中古相場が久々に“目立った上昇”という傾向に変化している様子があるのです。

そして、このH0684についてもそういった値動きをしている状態。

現在、H0684約26万円となっているのですが、これは記事でお伝えしたH0684相場としては最高値であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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シャネル J12 H0684 ブラックセラミック ラバーバンド 分解清掃/メーカー修理済

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年5月
の安値
2023年11月
の安値
変動額 残価率
シャネル
J12
H0684
中古 3年
6ヶ月
¥151,800 ¥268,000 116,200 176.55%

現在、ホワイトセラミック(H0970)は約33万円、ブラックセラミック(H0685)は約27万円、そのラバーベルト版であるこの記事のH0684は、約26万円となっている様子。

これまでのJ12の相場序列(H0970が最も高値で、H0684最も安価)という点は変わらず、全体的にJ12が伸びている傾向があるといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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