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現在相場考察

2016年に買ったならば3倍以上もの値上がり体験、ロイヤルオーク56303ST

2023年11月4日更新
オーデマピゲのロイヤルオークについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年4月の安値と2023年11月の安値を比較し現在相場を考察。この7年7ヶ月での変動は¥1,190,000だった。

ロイヤルオーク 56303STについての考察(2023年11月)

ロイヤルオークのSSクォーツモデルは、2016年時点において24万円程度で売られていました。

ただ、当時売られていたクォーツロイヤルオークには、程度が悪いものも多め。そのため、程度が良いものを買おうと思った場合、2016年当時でも50万円以上といった価格帯になったわけです。

同じモデルでも、程度が悪いものが24万円である一方、程度がそれなりに良いものが54万円。こういった価格差が生じていたため、当時、クォーツロイヤルオーク『手が出しづらい』印象があったといえます。

また、リーマンショック後と2016年の相場も“ほぼ変わらない”という状態。そのため、記事でも、決して「おすすめ」とはいえない状態でした。

しかし、そんなクォーツロイヤルオークは今にかけて、びっくりするぐらいの上昇をしている様子。

この56303STは、2016年時点で約54万円(程度が良い個体)だったのですが、2023年11月現在ではなんと約173万円という状態。7年7ヶ月前に対して119万円もの値上がりを果たしたのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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☆良品【AUDEMARS PIGUET】オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 56303ST クォーツ メンズ_701892

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年4月
の安値
2023年11月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
56303ST
中古 7年
7ヶ月
¥548,000 ¥1,738,000 1,190,000 317.15%

また、2016年4月⇒2023年11月現在における残価率は約317%といった数値。2016年に買ったならば、3倍以上もの値上がり体験となったわけです。

2016年当時、この56303STに対する印象は、「安く買えるロイヤルオーク」といったところでしたが、それを買ったとしても「安物買いの銭失い」とはならず、「大正解」だったということになります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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