生産期間が短かったことから、長らく相対的に高い中古相場となっていたサブマリーナの116613GLB。
これは、青サブのダイヤ文字盤バージョンであるわけですが、現行の超豪華モデルとは異なり、“ドットがダイヤ”といった程度の豪華さであります。
116613GLBは、16613SGの後継モデルとして出たものの、2014年頃に青サブが『マットな文字盤⇒サンレイ文字盤』に変更するタイミングで廃止。
生産期間が短かったことと、16613SGの後継といった、往年のサブマリーナダイヤモデルの最終版ということもあり、長らく中古相場が高かったわけです。
しかしながら、2021年以降の116613GLB相場は、そこまで高くなく、2022年においては同じ世代の緑サブ(116610LV)よりも安価という状態になっていました。
116610LVといえば、現在でも「歴代緑サブの中で最も高い中古相場」ということから、116613GLBよりも高い状態が当たり前と思われるかもしれません。
けれども、2019年頃まで、116613GLBのほうが116610LVよりも高い価格帯に位置していたのです。
ですから、116613GLBは2021年以降、あまり元気がなかったといえます。
しかし今、そんな116613GLBが元気を取り戻した様子となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年7月 の安値 |
2023年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116613GLB |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥2,453,000 | ¥2,974,125 | 521,125 | 121.24% |
現在、116613GLBは約297万円となっているのですが、これは2022年7月水準に対して約52万円の値上がり状態です。
また、116613GLBの現在水準は、2022年2月3月といった時期よりも高値。過去最高値といえる水準であります。
そして、この値動きによって、116613GLBは116610LVよりも高値という状態に返り咲き。
116613GLBは、2019年頃までに見られた元気さを取り戻したような状態となっています。