2000年前後に登場したヴァシュロンコンスタンタンの限定モデルは、筆者が個人的に好きなのですが、いずれも近年の中古相場が高くなっている傾向があるといえます。
そういった限定モデルに該当するのは、ノスタルジー、カレヒストリーク、サルタレーロでありますが、最後まで相場が変化しなかったのがカレヒストリークだといえます。
カレヒストリークは、ホワイトゴールド(以下WG)とピンクゴールド(以下PG)が各600本限定で販売されたのですが、中古市場ではなぜだかWGの出現が多め。
PGはめったに登場せず、相場はWGよりも高い傾向があります。
また、WGのカレヒストリークは、2022年ぐらいまで「いつでも中古個体が売られている」といった状態でもあり、相場も長らく80万円台といったところでした。
しかし、2023年からはそんなカレヒストリークの状況が一変。WGの中古が0本となったり、PGが久々に登場するなどしたのです。
2023年7月時点で、PGの相場は148万円に到達。PGは2019年9月時点で約93万円だったため、随分な伸びとなっていたわけです。
そして、WGも今、久々に登場しているわけですが、こちらの相場も上昇傾向。
長らく、80万円台といった状態だったWGのカレヒストリークですが、現在水準は約103万円というように、ついに100万円超えといった状況になっています。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年2月 の安値 |
2023年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
カレヒストリーク 91030/000G-8919 |
中古 | 5年 9ヶ月 |
¥864,000 | ¥1,035,000 | 171,000 | 119.79% |
WGの現在相場は、今年7月にみられたPG相場にまでは遠いものの、長らく続いた80万円台からようやく脱したといえる状態であります。
少なくとも2017年から2021年頃までWGのカレヒストリークは80万円台といった水準だったため、現在の100万円以上という水準は、数年ぶりの変化といえるでしょう。