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現在相場考察

この1年ほぼ変わっていない、デイトナ16520黒文字盤

2023年11月13日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年10月の安値と2023年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥-53,251だった。

デイトナ 黒文字盤 16520についての考察(2023年11月)

筆者が個人的に好きなSSデイトナ16520黒文字盤なのですが、この時計はこのところ値動きがほぼ無い状態だと思います。

16520黒文字盤を最後に取り上げたのは、2022年10月。つまり、1年前であるわけですが、その際の相場は約339万円でした。

それに対して、現在水準はどうなっているかと約334万円という状態。

この1年での値動きは約5万円のマイナスであり、ほぼ変わっていないといえる様子であるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 ロレックス ROLEX コスモグラフ デイトナ 16520 T番(1997年頃製造) ブラック メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年10月
の安値
2023年11月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
16520
中古 1年
1ヶ月
¥3,399,000 ¥3,345,749 -53,251 98.43%

デイトナ16520黒文字盤は、1995年頃から定価を上回った状態となっていたわけですが、おそらくこれが初の「現行品という状態で定価よりも中古相場のほうが高値」となったモデルだといえます。

そして、2017年にも16520「率先した値動き」となっていた経緯があるわけで、何かと“目立った相場”となっている印象があります。

しかしながら、この1年においては値動きが停滞気味。

2018年以降、16520が停滞気味になるということがありますが、1年という単位で値動きしないということはなかったと記憶しています。

筆者としては、こういった状況の今の16520黒文字盤を見て、“なんとなくお得”という感想をいだいたわけですが、その理由を考えてみたところ、値動きが停滞気味かつ現在水準が2021年8月並だからということでした。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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